ニッテレ債権回収とは
ニッテレ債権回収は、サービサー(債権回収会社)です。
ドコモの「dカード」の債権回収に関する業務委託先が、2011年10月1日からニッテレ債権回収株式会社になっているため、dカードを利用されていて延滞になると、ニッテレ債権回収から督促を受けることになります。
当事務所にご相談のあった事案では、ドコモのdカードのほか、三菱電機クレジットや池田泉州JCB(旧泉州カード)、フレックス株式会社から譲り受けた債権についてニッテレ債権回収から請求されていたこともありました。
ドコモの通話料金を滞納するとニッテレ債権回収から請求されるからくり
ドコモの通話料金を滞納すると、どこから請求を受けることになるでしょうか。
ドコモでは、2012年7月から、毎月の利用料金(通話料や携帯本体代など)について、「NTTファイナンス株式会社」から請求することにしています(→ドコモのホームページ)
したがって、ドコモの携帯利用料を滞納すると、NTTファイナンスから請求を受けることになります。
しかし、ドコモの携帯料金の支払い方法をドコモの「dカード」での支払いにしていると、「dカード」の債権回収に関する業務委託先はニッテレ債権回収なので、NTTファイナンスではなく、ニッテレ債権回収から請求がくることになります。
サービサー(債権回収会社)とは
従来、金融機関から委託を受けて債権回収を行なったり、金融機関から債権を譲り受けて回収を行なったりすることは、弁護士または弁護士法人にしかできませんでした。
しかし、平成10年に、「債権管理回収業に関する特別措置法(サービサー法)」が施行され、法務大臣の許可を受けた債権回収会社は、上記のような債権回収を業務として行なうことができるようになりました。
ニッテレ債権回収株式会社も、平成13年6月22日に債権管理回収業の営業許可を受けています(法務大臣許可番号 第5号)。サービサーの許可を受けた株式会社は、法務省のHPに一覧があります。